この記事の目次
プラグイン設定のすすめ
WordPressには数多の素晴らしいプラグインが存在しています。
それゆえ、どのプラグインを入れればいいものか迷いどころです。
そこで、本当に必要だと思うプラグインを厳選してみました。
ご自分のWebサイトのサービスや利用状況に応じて取捨選択して頂ければと思います。
今回紹介するプラグインを全部入れましょうということではありません。
※Wordpressのバージョンやテーマとの相性が悪かった場合に不具合を起こす可能性があります。
適用前に、プラグインがお使いのWordpressバージョン、テーマと互換性があるか確認しましょう。
プラグインのインストール方法
まずは、プラグインのインストール方法から解説していきます。
プラグインのインストールから設定までは、大きく3つのセクションに分けられます。
- ①プラグインをインストールする
- ②プラグインを有効化する
- ③プラグインの設定をする
記事後半では、各プラグインのインストール後の設定を解説していきますので、まずはプラグインのインストール方法を覚えていきましょう。
プラグインのインストール手順
STEP.1
管理画面のプラグインから新規追加をクリックします。
STEP.2
追加したいプラグイン名を入力し、検索します。
STEP.3
プラグインが見つかったら、今すぐインストールをクリックします。
STEP.4
有効化ボタンをクリックします。
STEP.5
管理画面のプラグイン→インストール済みプラグインをクリックします。
STEP.5
プラグインが追加されていていることを確認します。
完了!!
プラグインを効果別に区分けて見やすくしてみましたので、それぞれチェックしてみてください!
もんちくん
ともちゃん
世の中に広めるためのプラグイン

Google XML Sitemap
Google XML Sitemapはサイトマップを自動で作成し、通知してくれるプラグインです。
一度設定しておけば、記事を公開した時、編集した時など設定したタイミングでGoogleの規定に準拠したサイトマップを自動生成して、通知してくれるスグレモノです。
サイトマップをしっかりと作成し、Googleのロボットに巡回してもらうことでGoogleにあなたのWebサイトや記事の存在を認識してもらいます。
そうすることでユーザーが検索した時に検索結果に表示されるようになるのです。

オススメ設定手順
STEP.1
Google XML Sitemapをインストールしたら、管理画面の設定の中にXML-Sitemapの項目が追加されますので、クリックします。
STEP.2 基本的な設定
設定画面が表示されるとセクションごとにカード型で分かれていると思います。
それぞれ設定を見ていきましょう。
まずは、基本的な設定ですがここはデフォルトの設定のままで良いでしょう。念のため赤枠部分にチェックが入っているか確認しておきましょう。
STEP.3 Additional Pages
ここも特に設定の必要はありません。
STEP.4 投稿の優先順位
「優先順位を自動的に計算しない」に設定しましょう。
STEP.5 Sitemap コンテンツ
デフォルトではカテゴリーページにチェックがされていませんが、入れておくことをオススメします。
STEP.6 Excluded Items
サイトマップに含めたくないものがある場合はここで設定しましょう。ない場合は特に何もしなくても大丈夫です。
STEP.7 Change Frequencies
設定画面にメモとして記載されている通り、ここの設定画面はあくまで参考程度の設定になります。
一応、各設定項目を自分の好みの設定にしておきましょう。
STEP.8 優先順位の設定 (priority)
ホームページ、投稿に関わる設定値は最上級の1.0、固定ページとカテゴリー別ページも中間あたりの数値にしておくと良いと思います。
アーカイブ、タグ、投稿者ページは特に重要でない場合は0に設定しておきましょう。
STEP.9
設定が完了したら,設定を更新を押して保存します。
完了!!
WebSub/PubSubHubbub
WebSub/PubSubHubbubは作成した記事や、更新した記事の存在をいち早く検索エンジンにプッシュ通知をします。
つまり、検索エンジンにURLを登録(インデックス)してもらうための仕組みを簡単に実装できるプラグインです。
ブログの世界ではスクレイピングといわれる技術により、オリジナルの記事の内容が公開前に抜き取られてオリジナルが偽物のように扱われてしまう事象があります。
スクレイピングされることを防ぐためにも有用なプラグインですね。
WebSub/PubSubHubbubは有効化するだけで十分な効果を発揮しますので、特に設定は必要ありません。
※設定からハブサーバーの追加・編集が行えますが特に変更する必要はありません。
危険から身を守るプラグイン

Edit Author Slug
Edit Author SlugとはユーザーIDが他の人にばれない様に隠すことができるプラグインです。
実は、Wordpressで運用しているサイトのURL末尾に「/?author=1」と入力するとユーザー名が表示されてしまう仕組みになっているのです。
ユーザーIDがばれてしまうだけで、不正にログインされてしまうリスクが何億倍も高くなってしまうとも言われています。
Edit Author Slugを導入して世界中のハッカーからのブルートフォース攻撃に備えましょう!
Edit Author Slug設定手順
STEP.1
Edit Auther Slugの設定個所は2か所あります。両方の設定が完了したら下図の様にユーザー名を隠すことができます。
まずは①から設定していきましょう。
プラグインを有効化したら、管理画面の設定にEdit Author Slugが追加されるのでクリックします。
STEP.2
設定画面が開いたら投稿者ベースを任意の名前に変更しましょう。
デフォルトは「author」です。
STEP.3
設定が完了したら変更を保存をクリックします。
STEP.4
次に②を設定していきましょう。
管理画面のユーザー→あなたのプロフィールをクリックします。
STEP.5
画面を下のほうまでスクロールし、Edit Author Slugの投稿者スラッグを、カスタム設定に変更し、任意の名称に変更しましょう。
STEP.6
設定が完了したら、プロフィールを更新をクリックします。
完了!!
Akismet
Akismetとは、記事などへのコメントなどを自動でチェックし、スパム対策をしてくれるプラグインです。
スパムコメントとは、ロボットプログラムなどでコメント欄に広告を投稿したりする悪質なコメントのことをいいます。
このような悪質なスパムコメントを自動的に判定し、振り分けてくれるスグレモノです。
WordPressにデフォルトでインストールされていることから、高い信頼性と重要性が伺えます。
Akismet設定手順
STEP.1
設定画面からプラグイン→インストール済みのプラグインをクリックして、Akismetを有効化しましょう。
STEP.2
有効化すると、プラグインの一覧画面上部にボタンが出現します。
Akismetアカウントを設定をクリックします。
STEP.3
APIキーを取得をクリックします。
STEP.4
別タブでAkismetのページが開いたと思います。
真ん中にどでかく表示されているGET AN AKISMET API KEYをクリックします。
STEP.5
WordPress.comアカウントを作成します。
以下の赤枠の項目を記入して、続けるをクリックします。
STEP.6
画面が遷移したらプランの選択になります。
一番左の無料のプランを選択しましょう。
STEP.7
支払いのような画面が表示されますが、無料で使えるのでご安心を。
スライダーを一番左まで動かして¥0/YEARにしましょう。
設定したら、Create Subscriptionをクリックします。
STEP.8
サブスクリプション作成中の画面になりますので、少し待ちます。
STEP.9
Thanks!の画面が表示されたら、Got Itをクリックしましょう。
STEP.10
赤線部に自分のサイト名が表示されていることを確認し、Activate this siteをクリックします。
STEP.11
すると、Wordpressの管理画面に戻ってくると思います。
以下の画面が表示されていれば、設定は終了です!
完了!!
Login LockDown
Login LockDownは不正ログイン対策のプラグインです。
銀行のキャッシュカードのように、ログインに何度も失敗するとログインできなくするといった機能です。
悪質なロボットなどによる、総当たりのアクセス攻撃などから自分のWebサイトを守ることができます。
設定でログイン試行回数と、ブロック時間が設定できます。
初期設定方法
STEP.1
プラグインを有効化したら、管理画面の設定にLogin LockDownが追加されるのでクリックします。
STEP.2
設定画面が表示されますので、各項目を設定していきましょう。
デフォルトの設定をまとめるとこんな感じです。
デフォルトの設定でも十分に効果を発揮しますが、お好みで設定の調整を行ってください。
STEP.3
設定が完了したら、Update Settingをクリックします。
完了!!
BackWPup
BackWPupは無料で利用することができるバックアップ用のプラグインです。
サーバー上のファイルデータ(記事内容や画像)、データベースのデータを自分で設定した頻度でバックアップしてくれるスグレモノです。
サーバーのトラブルや、編集ミスなどで不具合が発生してもその前の状態に戻すことができるので安心です。
自動で定期的にバックアップを取得できるで、バックアップ忘れの心配もありません。
設定手順では月一回のフルバックアップの設定を行う手順を解説していきます。
バックアップ設定手順
STEP.1
BackWPupを有効化すると、設定画面にBackWPupの項目が追加されるのでBackWPup→新規ジョブを追加の順にクリックします。
STEP.2 一般
BackWPupは設定項目がタブ形式で別れています。
それぞれ設定していきましょう。まずは一般の設定からです。
・ジョブ名はわかりやすい名前をつけましょう。(月一フルバックアップなど)
・ジョブタスクは以下の項目をチェックしておきます。
・アーカイブ名はバックアップファイルのファイル名になります。これも他のファイルと識別できるようにわかりやすい名前をつけておきましょう。
・アーカイブ形式はZipで良いと思います。
・バックアップファイルの保存方法はフォルダーへバックアップを設定します。
・ログファイルの設定は、エラーにチェックが入っていることを確認してエラー時のメールを受け取りたいアドレスをログの送信先メールアドレスに設定します。
STEP.3 スケジュール
続いて、スケジュールのタブをクリックして設定を行います。
・ジョブの開始方法はWordPressのcronを選択します。
・実行時間をスケジュールは、スケジューラのタイプを毎月にチェックし、日付と時間を設定します。
STEP.4 DBバックアップ
DBバックアップは初期設定のままで大丈夫です。
STEP.5 ファイル
ファイルのタブでは、バックアップするフォルダーを選択します。
基本的に、初期設定のままで大丈夫ですがテーマのバックアップの項目で、使用していないテーマにチェックを入れておきましょう。
STEP.6 プラグイン
プラグインのタブは初期設定のままで大丈夫です。
STEP.7 フォルダー
フォルダーのタブでは、バックアップしたファイルをどこに保存するか設定します。
・バックアップを格納するフォルダーは、わかりやすい名前に変更しておきましょう。
・ファイルを削除は、バックアップファイルを何個まで保存しておくかを設定できます。
ここまで設定したら、変更を保存ボタンをクリックしましょう。
STEP.8
ジョブができたら、早速バックアップをとってみましょう。
ジョブを保存すると、画面上部にポップアップが表示されますので、今すぐ実行をクリックします。
STEP.9
プログレスバーが進行して、100%になったらバックアップファイルの取得が成功です。
さっき作ったジョブがあることを確認しましょう。
完了!!
作業効率UPのプラグイン

AddQuicktag
AddQuicktagは作業効率アップには欠かせないプラグインです。
よく使うタグを登録しておくことでボタン一つでタグをつけることができるスグレモノです。
プラグインを有効化すると管理画面の設定からAddquicktagが選べるようになっていますので、そこからタグを設定していきましょう。
タグの登録方法や使い方については、以下の記事が参考になります。
便利なプラグイン「AddQuicktag」の使い方を知らないWordPressユーザーは人生損してるジュンイチのブログ
Table of Contents Plus
Table of Contents Plusは投稿記事に目次を自動作成してくれるプラグインです。
見出しタグから目次を自動で作ってくれるので、初心者でもカンタンにかっこいい目次を作ることができます。
かなり多くのユーザーが使用しているプラグインの一つです。
TOC+のオススメ設定
STEP.1
プラグインを有効化すると設定の中に、TOC+が追加されているので、クリックします。
STEP.2
・まずは「位置」、「表示条件」、「コンテンツタイプ」の設定です。
位置はデフォルト、表示条件は2〜3、コンテンツタイプはpostにチェックを入れます。
・次に「見出しテキスト」などの設定です。
見出しテキストは、目次の上部に表示される目次のタイトルのようなものです。
わかりやすいお好みのタイトル設定しましょう。
階層表示はあったほうがみやすいのでチェックを入れます。番号振りはお好みで設定してください。
その他の設定はデフォルトのままで大丈夫です。
STEP.3
設定が終わったら、設定を保存ボタンをクリックします。
完了!!
画像圧縮のプラグイン

EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerはアップロードした画像を自動で最適なサイズに圧縮してくれるプラグインです。
Webサイトを作っていく上で画像は欠かせない重要なコンテンツですが、サイズが大きい画像が大量に使われていると読み込み速度が大幅に落ちてしまう原因にもなってしまいます。
このプラグインを使うことで、画像を軽量化し、データ通信量を減らすことができます。
サイトの表示速度はSEOにも関係してきますので、是非とも活用してただきたいプラグインです。
設定手順と画像の最適化方法
STEP.1
プラグインを有効化したら、管理画面の設定→EWWW Image Optimizerをクリックします。
STEP.2
EWWW Image Optimizerの重要な設定は一箇所のみです。
タブから変換設定をクリックし、コンバージョンリンクを非表示にチェックを入れます。
こうすることで、予期せぬ画質の低下を防ぐことができます。
STEP.3
設定が終わったら、設定を保存ボタンをクリックします。
STEP.4
設定が完了したら、管理画面のメディア→一括最適化をクリックします。
STEP.5
一括最適化の画面が表示されますので、最適化されていない画像をスキャンするをクリックします。
STEP.6
スキャンが終わったら、最適化を開始をクリックして画像を一括最適化しましょう。
STEP.7
完了、と表示されれば最適化完了です!
完了!!
Imsanity
Imsanityは画像をアップロードする際に、幅や高さが大きすぎる画像を自動でリサイズしてくれるプラグインです。
画像の最大幅を設定しておくことで、設定値を上回る画像をアップロードした際に縦横比を維持したままリサイズをしてくれます。
設定手順
STEP.1
管理画面の設定からImsanityをクリックします。
STEP.2
設定画面が表示されますので各項目の設定を行いましょう。
❶は記事中にアップロードされた画像のサイズ上限を指定します、ご自分のWebサイトにあった幅に設定してください。
❷はその他の方法でアップロードされた画像のサイズ上限を指定します。これには背景画像やヘッダー画像などが当たりますので、0を指定しましょう。
❸はJPEG画像の品質を設定します。高ければ高いほど画質が良いですが、90がオススメです。
STEP.3
設定が終わったら、設定を保存ボタンをクリックします。
完了!!
その他の定番プラグイン

WP Multibyte Patch
WP Multibyte Patchはデフォルトでインストールされているプラグインの一つで、文字化けなどのバグを防ぐためのプラグインです。
日本語の文字化けを直してくれるので、有効化しておくことをオススメします。
インストール済みプラグインから有効化をクリックしてプラグインを有効状態にしましょう。
有効化するだけで効果がありますので、設定は必要ありません。
Contact Form 7
Contact Form 7は簡単な設定にフォームを作成することのできるプラグインです。
設定画面からフォームの項目を設定して、固定記事や投稿記事にショートコードを一行追加するだけでフォームができてしまうスグレモノです。
お問い合わせフォームもこのプラグインがあれば簡単に作ることができます。
お問い合わせフォームを作成する方法は以下の記事が参考になります。
Contact Form 7の使い方と設定方法らいふーる
PS Auto Sitemap
PS Auto SitemapはHTMLサイトマップを自動生成してくれるプラグインです。
Webサイト全体の索引ページであるサイトマップページを作成する場合に大いに役立ちます。
投稿記事が増えても減っても、自動で更新してくれるのでサイトマップページのメンテナンスをする必要もありません。
サイトマップページ作成の方法は、以下の記事が参考になります。
プラグインPS Auto SitemapでWebサイトに、サイトマップを簡単につけられました!ゆうそうとITブログ
Broken Link Checker
Broken Link Checkerとは、他のサイトへのリンク切れを自動的にチェックしてくれるプラグインです。
リンク切れが見つかったら、ダッシュボードやメールから通知してくれます。
毎日リンク切れがないかすべてのリンクを手動でチェックすることはほぼ不可能ですが、このプラグインがあれば大丈夫でしょう。
有効化するだけでリンク切れのチェックを行ってくれるので、設定は初期設定のままでいいでしょう。